シンポジウム「障害者による芸術文化活動のこれから」記録動画の公開について
厚生労働省「障害者芸術文化活動普及支援事業」連携事務局では、第2回全国連絡会議を横浜にて開催しました。その一環として行った、シンポジウム「障害者による芸術文化活動のこれから」について、記録動画を公開しましたので、以下よりご覧ください。
シンポジウム「障害者による芸術文化活動のこれから」
【https://youtu.be/18aXZ1uui68】
※公開期限:2023年3月31日まで
※手話通訳、字幕つき
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シンポジウム「障害者による芸術文化活動のこれから」
近年、障害者による芸術文化活動は、障害福祉分野と芸術文化分野それぞれから機運の高まりをみせています。2018年には「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」が成立し、2019年には、「障害者による文化芸術活動の推進に関する基本的な計画」が策定されました。全国各地で障害者による芸術文化活動の普及および支援が進められており、現在、来年度からはじまる第2期の計画策定にむけての議論も活発に行われています。
このシンポジウムでは、障害者による芸術文化活動のなかでも舞台芸術分野の事例を取り上げます。文化施設や福祉施設での実践、舞台芸術における情報保障といった多様な取り組みを共有することで、多くの人にとって、障害者による芸術文化活動の手立てとなることを期待します。
またこのシンポジウムは、厚生労働省「障害者芸術文化活動普及支援事業」の一環として行われ、あわせて、YPAM(横浜国際舞台芸術ミーティング)連携プログラムとして開催しました。
【開催日】2022年12月9日(金)14時〜16時
【会場】横浜情報文化センター 情文ホール(横浜市中区日本大通11番地)
【登壇者】
恵志美奈子(世田谷パブリックシアター劇場部学芸チーフ)
鈴木励滋(生活介護事業所カプカプ所長、演劇ライター)※オンライン参加
新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)※映像参加
山上庄子(Palabra株式会社代表取締役)
進行:大澤寅雄(連携事務局/特定非営利活動法人アートNPOリンク)
【プロフィール】
恵志美奈子(世田谷パブリックシアター劇場部学芸チーフ)
東南アジア6か国の国際共同制作プロジェクト、「パブリックシアターのためのアーツマネジメント研修」等を担当後、地域住民による演劇プロジェクト『地域の物語』ほか、学校やコミュニティと連携したプログラム等の企画運営を行う。
鈴木励滋(生活介護事業所カプカプ所長、演劇ライター)
1997年より現職。1998年、横浜市旭区のひかりが丘団地商店街で「喫茶カプカプ」を開店。『生きるための試行 エイブル・アートの実験』(フィルムアート社、2010年)に寄稿するほか、演劇に関する批評や記事を『ユリイカ』や、劇団ハイバイ、劇団サンプルのパンフレットなどに執筆。
新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)
自然に沿い「力を抜く」身体メソッド「野口体操」を創始者・野口三千三氏に学び、深い影響を受ける。国内外での舞台活動と共に、日本各地の小中学校・公共ホール・福祉施設等で「ほぐす・つながる・つくる」からだのワークショップを展開中。2022年夏より進行性の神経難病(ALS)と向き合っている。
山上庄子(Palabra株式会社代表取締役)
1983年神奈川県生まれ。「令和2年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」にて内閣府特命担当大臣表彰優良賞受賞。令和3年度「第7回糸賀一雄記念未来賞」受賞。主な字幕制作作品に、「ドライブ・マイ・カー」「LOVE LIFE」「さかなのこ」「桜色の風が咲く」他
大澤寅雄(連携事務局/特定非営利活動法人アートNPOリンク)
NPO法人アートNPOリンク理事長、(株)ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室主任研究員。2003年文化庁新進芸術家海外留学制度により、アメリカ・シアトル近郊で劇場運営の研修を行う。帰国後、NPO法人STスポット横浜の理事および事務局長を経て現職。