厚生労働省|障害者芸術文化活動普及支援事業

厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業連携事務局

取組事例

埼玉県障害者アートネットワークTAMAP±〇

2017年度│埼玉県

[実施] 埼玉県障害者芸術文化活動支援センター アートセンター集

[芸術文化分野] 美術

[取組場所] 福祉施設

取り組みのねらい

16年度に11施設で発足した「埼玉県障害者アートネットワークTAMAP±〇」。今年度も新たな施設が加わり、全25施設の参加により開催しました。毎月の定例会を実施し、4つの連動する展覧会を企画・運営したり、日々の悩み相談や情報共有をしています。そのなかで、参加者それぞれの日々の実践につながるよう、また各施設が主体的に障害のある人の芸術活動について考えられるよう、福祉施設職員を中心とした人材育成を主眼として取り組んでいます。

実施内容

取り組みイメージ

取り組みイメージ

日程月1回開催
会場工房集

毎月実施する定例会において、展覧会などの企画・運営についての協議だけでなく、日々の活動についての相談や情報、また作家や施設の状況などを共有するなかで、障害のある人の芸術活動の考え方や捉え方について、参加者それぞれが振り返って考えられる時間になるようにしました。今年度は初回の定例会で、県の取り組みに長年かかわっている中津川浩章氏(美術家)の講演を含めた学習会を開き、「今の日本の障害者アートの動き」「埼玉県が推進してきたこと」「自分たちのやっていることの確認」などについて共有できました。展覧会のための作品選考会では、美術専門家とネットワークメンバー、協力委員(弁護士、県職員など)と一緒になって、お互いが作品について語り合う貴重な時間を大事にしました。

定例会

定例会

アートディレクターによる学習会

アートディレクターによる学習会

成果

定例会を毎月実施することができ、欠席の施設には議事録を送り、定例会では伝えきれないことを一斉メールで共有することで、日々の実践、活動の目的、社会への発信方法などについて意識を高めながら活動に取り組んできました。それにより、参加者が主体的に考え、各々の施設に持ち帰ることで、人材育成、アート活動を行う作家の増加、展覧会出展者の拡大など、県内の障害のある人の芸術文化活動の普及につながっています。

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交流・連携人材育成

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