公募展「青森アール・ブリュット公募展」
[実施] 青森アール・ブリュットサポートセンター(AASC)
[芸術文化分野] 美術
[取組場所] その他
取り組みのねらい
県内の障害者芸術文化活動の活性化を図る目的で開催。より多くの人たちに障害者の芸術文化を体感してもらうため、県の一大イベントである「弘前城菊と紅葉まつり」期間中に同祭り会場付近で開催することで、その来場者にも見ていただけるように工夫しました。また、公募展に入選できなかった作家のモチベーション維持を考え、応募者全員に出展依頼をし、「あおもりインクルージョンフォーラム」内で作品展を開催しました。
実施内容
日程 | 2018年11月1日(木)~7日(水) |
会場 | 弘前市公開武家住宅、旧伊東家住宅・旧梅田家住宅 |
公募展を開催するにあたり、2018(平成30)年7月中旬から県内約500カ所の福祉施設や特別支援学校、病院などの団体にチラシを送付、ウェブサイトでも募集要項を公開したところ、約70点の応募がありました。作品写真による一次審査で20点を選定した後、実物による二次審査として「青森県立美術館」学芸員の奥脇嵩大氏、「東北女子大学」教授の岩井康賴氏、「合同会社tecoLLC」代表社員の立木祥一郎氏を審査委員に、入賞作品10点を選定しました。展示期間中に入賞作家の授賞式や入賞作家を対象にしたセミナーなども実施。2019(平成31)年2月に「あおもりインクルージョンフォーラム」内で開催した作品展には、全応募作品中50点を集めました。
成果
積雪の多い冬季期間にもかかわらず、両会場を合わせて約700人の来場者がありました。アンケートの結果では「見たことのない展覧会」「作家さん一人ひとりの個性が輝いていた」などの声があり、約90%の人が「素晴らしかった」と回答していました。メディアにも複数取り上げていただくなど、アール・ブリュットの魅力を県内に広めることができました。作品展に出品した作家が「あおもりインクルージョンフォーラム」のセミナーやワークショップにも参加するなど、創作活動のモチベーション維持につながったのではないかと考えています。