厚生労働省|障害者芸術文化活動普及支援事業

厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業連携事務局

取組事例

第3回山梨合同企画展「呼吸(いき)をするように生まれたものたち Part2」

2018年度│山梨県

[実施] YAN 山梨アール・ブリュットネットワークセンター

[芸術文化分野] 美術

[取組場所] 文化施設

取り組みのねらい

作品展示だけではなく、来場者に日々の暮らしから生まれる多様な表現の魅力をお伝えするとともに、支援者のかかわりによって豊かに展開される様子を見聞してもらう機会にしました。また、創作体験によって生み出すことの楽しさを共有することもめざしました。

実施内容

「共有する」コーナーでのワークショップ

「共有する」コーナーでのワークショップ

日程2019年1月29日(火)~2月3日(日)
会場山梨県立美術館 県民ギャラリーC

展示室を次の3つのテーマに分けて展開しました。①「生み出す」=日々の暮らしのなかから生まれる表現に注目した絵画・立体作品などを展示。②「展開する」=福祉施設や団体などが作家の表現を二次利用して考案した商品や、障害のある人と一緒につくった手の温もりを感じる商品を展示紹介。③「共有する」=作家自身が講師となって参加者に作品づくりを共有・体験してもらうワークショップを実施。

「生み出す」コーナーでの作品展示

「生み出す」コーナーでの作品展示

「展開する」コーナーでの各事業所などの活動紹介

「展開する」コーナーでの各事業所などの活動紹介

成果

来場者アンケート結果は、内容について95%の人たちから高評価をいただきました。「一つひとつの作品に生命力を感じた。作者が言葉以上のものを作品のなかで語っているのを感じた」「芸術性に優れた作品に驚かされた。アートを越えた人間のもつ本質的な『叫び』が聞こえた」といった作品そのものの魅力に感動する声、「魅力を引き出す展示方法がとても良かった」「障害者の作品展という福祉的な感じではなく、見応えがあった」といった展示の工夫を評価する声、二次利用による商品化を期待する声や体験・共有を楽しみにする声など、多数のご好評をいただきました。そのほか、「何社か知っている福祉事業所があったが、実際の活動内容は知らなかったので、勉強になった」など福祉事業所の周知に貢献する機会にもなるなど多様な角度から普及支援につながる展覧会になりました。

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発表

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