厚生労働省|障害者芸術文化活動普及支援事業

厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業連携事務局

取組事例

アトリエ見学ツアー

2019年度│埼玉県

[実施] 埼玉県障害者芸術文化活動支援センター アートセンター集

[芸術文化分野] 美術

[取組場所] 福祉施設

取り組みのねらい

みぬま福祉会は20年以上前から表現活動を仕事として位置づけており、「活動を始めたい」「どのようにして表現が生まれているのかを知りたい」といった見学依頼の相談が、福祉関係者だけではなく、美術関係者や企業などから多く寄せられています。そのニーズに対応するため、障害のある人の表現活動には何が大切かを考えてもらう機会として、表現活動の現場や支援員のかかわり、作家の様子を見学してもらいました。

実施内容

作家自身が作品を紹介①

作家自身が作品を紹介①

日程2019年9月30日(月)、10月31日(木)、11月11日(月)
※別日にも対応
会場川口太陽の家、工房集

当法人の「川口太陽の家」と「工房集」では、五つのアトリエで表現活動を行っています。参加者にはそのアトリエを見学してもらいました。各アトリエでは、支援員や作家自身が作品の特徴や活動について紹介。絵画や織物だけではなく、「これしかできない」ということから作品を生み出したりと、多彩な表現が共存する創作の場になっています。作家たちが自分たちの活動を紹介する姿を見ながら、「何のための、誰のための、活動なのか」を考えていただく機会になりました。見学後には、質疑応答の時間と併せて、展覧会の時にカフェを運営してくれているアトリエに所属する作家たちのご家族に、カフェの役割や想いを語ってもらいました。

作家自身が作品を紹介②

作家自身が作品を紹介②

制作風景も見学

制作風景も見学

成果

当センターに多く寄せられる見学相談に対応する一つの機会にできました。参加者アンケートを見ると、参加者それぞれが作家や職員に質問をしながら、作家が誇らしげに自分の作品を紹介する様子から表現することの意味を考えたり、その人らしい表現をどのように引き出しているのかを感じたりしてもらえたようです。日常の支援の延長線上に表現があることに気づいてもらうことができました。

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