厚生労働省|障害者芸術文化活動普及支援事業

厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業連携事務局

取組事例

ダンスに係る人材育成研修会

2019年度│和歌山県

[芸術文化分野] 舞踊

[取組場所] 文化施設

取り組みのねらい

障害福祉サービス事業所を対象に今年度実施したアンケートで、100人弱の利用者から「ダンスをしたいができない」との回答がありました。その理由として「事業所が取り組んでいない」「活動の場(事業所以外)がない」といった内容が多数あったため、支援者の研修を実施することで障害のある人がダンスに取り組める場を創出したいと考えました。

実施内容

ワークショップ中の様子①

ワークショップ中の様子①

日程第1回:2020年2月1日(土) 第2回:2020年2月15日(土)
会場第1回:和歌山市河西コミュニティセンター
第2回:和歌山市北コミュニティセンター

通称「なにわのコリオグラファーしげやん」こと北村成美氏を講師として、基礎編・実践編の2部構成でダンスのワークショップを行いました。第1回(基礎編)では、障害のある人がダンスに取り組む意義などについて学んだ後、さまざまな動きのなかからダンスを発見するワークショップを行いました。第2回(実践編)では、実際に障害のある人も参加し、障害のある人もない人もともに踊るダンスのワークショップを行いました。受講対象者は、特別支援学校や障害福祉サービス事業所の職員に加え、民間のダンスサークルも対象に追加しました。

ワークショップ中の様子②

ワークショップ中の様子②

座学

座学

成果

今回の研修では、決まった振り付けのダンスを行うのではなく、障害のある人の習慣やもっている動きを振り付けにしていくという流れで実施しました。そのことにより、事業所アンケートでは当初「講師がいない」「取り組み方がわからない」といった悩みが多く見られましたが、研修後には「体を動かして、みんなで一つのことを楽しく取り組むきっかけにできる」との声が寄せられました。また、民間のダンスサークルにもご参加いただき、今後の活動に広がりが期待できる結果になりました。

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