厚生労働省|障害者芸術文化活動普及支援事業

厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業連携事務局

取組事例

ワークショップ&セミナー&シンポジウム「アート耕運機が耕しに来たぞ!」

2019年度│宮崎県

[実施] 宮崎県障がい者芸術文化支援センター

[芸術文化分野] 美術

[取組場所] 福祉施設, 文化施設

取り組みのねらい

県内の福祉事業所を対象に実施した障がいのある人の芸術文化活動に関するアンケートの回答に「活動方法がわからない」「目的が見出せない」「時間や指導者がいないからできない」といった意見がありました。そうした消極的な意見を踏まえ、芸術文化活動の魅力や面白さ、可能性を、障がいのあるなしにかかわらず、多くの人に知ってもらうことを目標にしました。宮崎県内3カ所でワークショップとセミナー、シンポジウムを行い、芸術文化活動を掘り起こして、地域に根差すことをねらいました。

実施内容

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チラシ

日程2020年2月5日(水)・12日(水)・24日(月・振休)
会場えびの市文化センター 美術工芸実習室、日向市障がい者センターあいとぴあ 交流室、アートステーションどんこや

ワークショップでは、当事者主体とし、手に入りやすい画材や空き箱、割り箸などの身近なもので創作活動を行いました。それにより、楽しい、難しい、面白いといった発見や、完成度を求めるのではなく、芸術文化活動を通して喜びや失敗などを体験してもらうことを大切にしました。セミナーでは、障がいのある人ない人もともに障がいのある人の芸術文化活動の魅力や可能性について話し合いました。シンポジウムでは、障がいのある人によるイラストや絵画などの作品を商品化することや、福祉施設の芸術文化活動に対する取り組みについて、講師を招いてお話しいただきました。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

セミナーのグループワークの様子

セミナーのグループワークの様子

成果

ワークショップでは、結果を求めるのではなく、芸術表現の一人ひとりの違いを個性として認め、できるだけその人のペースでできるように支援しました。反応や表情を一人ひとり見ることができたことが成果の一つです。セミナーでは、同じテーブルに障がいのある人もない人も集まり、職種もさまざまな人が一つのテーマについて一緒に意見を出し合いました。誰かの意見をじっくり待ちながら聞き、協力してグループ発表したことが、共生社会につながる大きな成果だと考えます。

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