情報誌「じょうほうスウプ」制作と発行
[実施] 障害者芸術活動支援センター@宮城(愛称:SOUP)
[芸術文化分野] その他
[取組場所] その他
取り組みのねらい
障害と芸術文化の中間支援組織として、福祉・芸術文化・教育活動に関連する個人や団体、行政の担当課などが集まりネットワーク会議を実施しています。年度当初の会議では、2018(平成30)年度に初開催した「障害のある人と芸術文化活動の大見本市」(以下、見本市)は、相互交流の場として継続しようと確認しました。しかし、「4日間だけの催事に足を運べない障害児者本人や家族、支援者などにどのように情報を届けるか」「活動の必要性や意義にまだ気がついていない個人や団体、特に学齢期の障害児童・生徒と家族、支援者(学校・教員)にどのように情報を届けるか」が問題意識として共有されました。
実施内容
日程 | 2020年1月 |
会場 | 宮城県全域 |
そこで、活動資源や機会を掲載した簡易情報誌を制作・発行し、見本市のチラシと併せて配布しようというアイデアが浮上し、これを実現しました。「じょうほうスウプ」と名づけたこの情報誌は、特集4記事、活動紹介14記事、マップ1種で構成し、8000部を発行しました。ネットワークに加わる宮城県(障害福祉課)と仙台市(文化振興課)、公益財団法人仙台市市民文化事業団が、特別支援学校や特別支援学級を主管する課と調整し、見本市のチラシと情報誌各5000部を児童・生徒に配布しました。また、障害福祉サービスを提供する福祉事業所には行政のメーリングリストを通して、県民市民には行政のもつ広報媒体を通して広報しました。
成果
障害のある人の芸術文化活動を地域全体で活性化していこうという本事業を、官民一体となって進めた印象的な事業成果の一つです。来年度は更に全国連絡会議で得た「協働型事業評価」により、新たな成果指標を設け、支援センター事業を活性化していきたいと思います。