「障害者による文化芸術活動をもっと広げる8つの取組事例集」は、令和5年3月に策定された「障害者による文化芸術活動の推進に関する基本的な計画(第2期)」の期間中に念頭に置くべき方向性を検討するとともに、それを踏まえて、障害者芸術文化活動普及支援事業の実施団体や障害福祉施設などに対して、今後の障害者による文化芸術に関する取組のヒントやノウハウを提供することを目的としています。この事例集に紹介する取組では、なるべく地域での多様な主体とさまざまな関わりが生まれて、多面的な成果が期待できる取組を紹介しています。ただし、それらは、必ずしも「成功事例」というわけではありません。各取組は、それぞれに様々な悩みや課題、制約を抱えながら試行錯誤を繰り返しています。こうした取組を知っていただくことで、自分たちの地域で取り組んでいる課題の参考となり、今後の展開のヒントを得ることができるでしょう。一方で、単にそれらの取組をそのまま模倣するのではなく、自分たちの地域に合った形で活用、工夫することも重要です。全国各地でさまざまな活動や支援が広がる中、この事例集がそれぞれの地域の特色を活かした最善の方法を見つけ出すきっかけにつながれば幸いです。
（NPO法人ドネルモ）

みんなどんなことやっているの?
障害者による文化芸術活動を もっと広げる8つの取組事例集
2024 年 3 月 31 日 発行:NPO 法人ドネルモ
本書は、令和 5 年度障害者総合福祉推進事業「障害者による文化芸術活動の幅広い活動を支援するための現状調査と研究」の成果として作成しています。https://arts.mhlw.go.jp/wp-content/uploads/2024/04/240331_jireishyu.pdf