障がいのある人の創作・表現活動に関する研修会~しる・つながる・ひろげる~
[実施] 岩手県障がい者芸術活動支援センター かだあると
[芸術文化分野] その他
[取組場所] 文化施設
取り組みのねらい
創作・表現活動の実践年数が浅かったり、始めようと検討したりしている障害福祉サービス事業所では、創作環境や支援方法を模索しており、担当者が1人で悩んでいるケースも多く聞かれます。実践報告やグループワークを通して、他事業所の活動を「しる」こと、グループワークを通して支援者同士が「つながる」こと、この研修でのつながりを活かして今後の活動を「ひろげる」ことの三つのポイントを通して、支援者同士のネットワークを形成することを目的にしました。
実施内容
日程 | 2019年10月18日(金) |
会場 | いわて県民情報交流センター アイーナ |
県内外で先駆的な事業を実施する障害福祉サービス事業所や中間支援団体から3人の実践報告とパネルディスカッションを実施し、さまざまな立場から障がいのある人の創作・表現活動に対しての考え方や取り組みについて報告していただきました。グループワークでは、KJ法を用いて参加者同士で自分の事業所の創作活動の状況や自分が普段感じていることなどの「いま(現状)」とやってみたいことやあったらいいなと思うモノやコト、場所などの「ゆめ(目標)」を出し合い、その二つをつなぐためにどんなことができるか、アイデアを出し合いました。
成果
今回の研修は障害福祉サービス事業所の職員や特別支援学校の教諭、精神科病院デイケアスタッフ、興味をもった一般の人などが参加し、さまざまな分野の現状や考えを聞く機会となりました。グループワークを通して目標を共有し、それに向かう道筋をみんなで考えることで自分や一つの事業所だけではできないことも他分野と協力すれば可能性が広がると気づき、今後の活動のヒントになりました。同じ目標をもった人たちが互いの存在を認識し、課題と目標を共有することが支援者ネットワークの形成につながりました。