アートサポーター養成講座(美術/基礎編)
2019年度│福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
[実施] 九州障害者アートサポートセンター
[芸術文化分野] 美術
[取組場所] 文化施設, その他
取り組みのねらい
障害のある人たちの芸術(美術)活動の環境整備や就労につなげるためのノウハウを共有するため、地域で活動を行う事業所などの事例報告を踏まえて多様な方法を学び合うことを目的としました。参加者が各地で障害のある人たちの芸術活動の支援を継続的に行えることをめざし、今年度新たに支援センターが設置された宮崎県と、支援センター未設置の長崎県、鹿児島県、沖縄県で開催しました。
実施内容
日程 | 2019年10月29日(火)、11月22日(金)・23日(土・祝)、12月17日(火) |
会場 | 佐世保情報産業プラザ(長崎県)、JA・AZMホール(宮崎県)、 宝山ホール(鹿児島県)、沖縄県立博物館・美術館(沖縄県) |
福岡県で先駆的に芸術活動を就労につなげてきた講師2人(当センター代表も含む)と、各県での事例を紹介してくれる講師を迎え、「芸術活動の環境設備について」「各地域の芸術活動に関する事例報告」「仕事に展開するための準備や事例報告」といった講義を行いました。講義後、グループワークとして、参加者から参加動機や、講義を聞いて心にひっかかったキーワードについて意見を出し合い、共有しました。また、参加者からの質問に講師陣がディスカッション形式で答える時間を設けたところ、各現場で生じている課題についても生の声が飛び交うなど、場が盛り上がり、有意義な時間になりました。
成果
全4会場で合計102人の福祉施設職員を中心とした人たちに参加していただきました。参加者アンケートでは、作品の商品化を進めるための具体的な方法や権利擁護、企業への売り込み方法などに興味をもたれた人が多く見受けられました。特に沖縄県では支援センターの立候補者が出現するなど、意欲的な成果が得られました。時間と労力を要する取り組みですが、この講座が普及のための大きな一歩となったことは確かです。参加者同士の横断的なネットワークから発展する今後の展開が楽しみです。
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