ブロック研修会(アートディレクター研修・アートマネジメント研修)
[実施] 東海・北陸ブロック障害者芸術文化活動広域支援センター
[芸術文化分野] 美術
[取組場所] 学校, 福祉施設
取り組みのねらい
各支援センター担当者や福祉施設の支援員で、「造形活動をやってみたい」または「活動を行っているが、その次につなげたい」という人に対象を絞って研修会を企画しました。もともと美術や表現に携わっていなくても、障害のある人の行動から表現を読み取る方法を伝えるほか、支援センターやデザイナーなどとのネットワークを構築する目的もありました。福祉施設職員向けの研修会では、実施県の全福祉施設へチラシを郵送することで周知を図り、支援者が業務として参加しやすいように平日の日中に開催しました。
実施内容
日程 | アートディレクター研修:2019年8月31日(土) アートマネジメント研修:2020年2月25日(火) |
会場 | アートディレクター研修:多機能型就労支援事業所MUROYA(富山県) アートマネジメント研修:新潟青陵大学 1号館(新潟県) |
富山県では支援センター担当者向けにアートディレクター研修を開催。さまざまな地域から、メディアを使った表現活動をされている文化活動家のアサダワタル氏や障害のある人の創作物をデザインして社会へつなげるデザイナーの磯村歩氏、福島治氏を招いてトークしたほか、対話型鑑賞会を行いました。新潟県では、福祉施設職員に向けたアートマネジメント研修を初開催。昨秋に当法人主催で行った「上越アール・ブリュット公募展」を例に、障害のある人がつくった物や事柄を創作物として周囲に伝えることに重点を置いた内容にしました。また、展覧会での作品の見せ方を学んだほか、障害のあるパフォーマーをゲストに招き、トークをしたりパフォーマンスを披露していただきました。
成果
支援センター担当者へは改めて中間支援についての問題意識を共有することができました。支援センター担当者と福祉施設の支援者が出会う機会となり、相談支援やネットワーク構築につながりました。福祉施設職員向けの研修会は、過去の相談支援や調査、研修会などを通じてネットワークができた成果として、参加者が多く集まりました。継続することで、着実に担い手が増えてきたという実感をもてました。